声がだせない少女は彼女が優しすぎると思っている【2話】ネタバレ
第2話は挨拶と称したタイトル。
気合を入れて教室の扉を開ける真白。おはようと書かれた用紙を掲げて菊乃に見せていく。
「そんなにアピールしなくても分かってるっての」
菊乃は教室に来る途中の真白の心の声を聞き取っていた。何度も挨拶練習をイメトレして教室に来ていた真白。
深呼吸した後、真白は菊乃以外の女子生徒に挨拶をしようと決意を固めていく。
二人で談笑している生徒に近づく真白。しかし、会話に夢中でまったく真白に気付かない。真白の心がざわついていく。
会話を中断させてしまうのはどうなの…どうしよう…考えるんだ…解決方法は…。
真白の心の声がダイレクトに入ってくる菊乃。正直、うるさかった。
「おはよ!!」
大声で挨拶をする菊乃。談笑していた二人も意識を取られて、ようやく真白の挨拶に気付く。
挨拶出来て良かったと喜ぶ真白。
しかし、菊乃のさっきの行動は自分の為にやってくれたと感じていく。1時限目から4時限目までずっと菊乃に感謝の意識を持っていく真白。
嬉しいな、優しいな、本当優しいな…。
いつまでも喜ぶ真白に対して逆に赤面してしまう菊乃であった。
「嬉しいな…仲良くなりたいな…」
ここで第2話は終了。
ツンツンした感じの菊乃が良い味を出しているキャラである。このまま二人は仲良くなるのか…。ずっと見守っていたくなる二人である。